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転職のたびにキャリアアップする人、成長の機会を逃す人の大きな違い

新型コロナウィルスによる景気後退の影響により、雇用情勢も厳しい状況が続いています。

一方、パーソル総研のレポートによれば、少子高齢化の影響で構造的・大局的に見れば労働力の不足の予測となっています。

パーソル総合研究所

パーソル総合研究所は中央大学経済学部の阿部正浩教授とともに推計した2030年時点で644万人の人手が不足するという結果に…

 

 

また、三菱総研の内外経済の展望というレポートによれば、技術革新によって労働市場の需給ギャップが起こるという観測もあり、人々を取り巻く「働く」も、今後変化していくことが予測されます。

 

 

リカレント教育と言われるように、社会人の学び直しが注目を浴びる中、個人の「働く競争力」は、所属会社がお手伝いをしてくれるわけでもなく、働く個人が責任をもって、「自身のめざすキャリア」に向けて、努力することが求められる、そんな世界観がすぐそこまできているような気がします。

 

本記事では、

 

  • 「キャリアアップ」とは何か
  • 「キャリアアップ」を実現するための道筋はどのようなものがあるのか
  • 「転職でキャリアアップを実現する」には、何に気を付ければいいのか

 

について解説していきます。

 

キャリアアップの意味合い

「キャリア」とは、辞書によると、「職業・技能上の経験、経歴」となります。

 

また、伝統的な「キャリアアップ」という言葉は、経歴を高める、という意味合いに照らし合わせて、給料が上がる、社内での立場が上がる、ということを指していました。

 

近年は、「現在の会社を退職し、新たな会社や仕事に就く」という「転職」と、ほぼ同義で使われたりすることもあります。

 

日本におけるキャリア研究の第一人者として著名な、神戸大学の金井壽宏氏は、節目における、自己決定によるキャリアデザインの重要性を説かれています。

 

このように、キャリアや、キャリアアップという言葉は、多岐にわたる解釈ができ得る側面もあります。

 

キャリアアップとは

本記事では、自分自身が描く、「働く」におけるありがい姿に近づくことを、キャリアアップとしたいと思います。

 

働く環境が変化する現在においては、転職して少しでも年収を上げる、ということもキャリアアップとなりますし、現在の所属会社で昇進することもキャリアアップとなります。

 

リモートワークを中心に効率的に業務を行い、今よりもプライベートを充実させる働き方をめざすことも、キャリアアップとなるでしょう。

 

自分自身の専門性をさらに高めて、難易度の高い職種、裁量権のある仕事に就くこともキャリアアップとなるでしょう。

 

働く個人が、自分自身で「働く」のありたい姿を描き、それに近づけば、キャリアアップとなります。

 

キャリアアンカーという考え方

米国における、キャリア開発や組織文化の研究で有名なエドガー・シャイン氏の、代表的なキャリアの理論のひとつに、「キャリアアンカー」という考え方があります。

 

アンカーとは、錨のことです。

 

船を固定する錨のように、様々な経験をしても変化することのない、その人の「仕事」に対する考え方を、一定に保つ錨です。

 

分かりやすくいうと、

 

  • 「どんな仕事が好きか」
  • 「どんな仕事にやりがいを感じるか」
  • 「どんな仕事が得意か」

 

という問いの答えです。

 

キャリアアンカーは8つに類型されます。

1.専門・職能別・・・自分の技能・専門性が高まり、活用できること、
2.全般管理・・・組織の中で、責任のある役割を担うこと、
3.自立・独立・・・仕事を自分のやり方で仕切っていくこと、
4.保障・安定・・・会社の雇用保障などの経済的な安定のこと、
5.独創性・・・クリエイティブに新しいことを生み出す、自身が会社や事業を起こす機会、
6.奉仕・社会貢献・・・社会に貢献したり、奉仕したりすること、
7.純粋な挑戦・・・解決困難な問題に挑むこと、
8.ライフスタイル・・・個人的な欲求と家族・仕事とのバランスを調整することとなります。

こちらの記事より引用。

キャリアアンカーとまで言わなくても、自分自身の好きな仕事、やりがいを感じる瞬間を整理しておくことは、自分自身の「働く」のありたい姿を描くにあたって、役に立ちます。

 

 

キャリアアップの道

自分自身で描くといっても、どのような道があるのか知っておいた方が、自分自身の「働く」のありたい姿への実現方法を模索しやすいでしょう。

社内

現在の所属会社において、どのような仕事や働き方があるのか、知っておくことは、自分自身のキャリアアップを考えるうえで参考になるでしょう。

 

会社によっては、異動希望を出せたり、人がほしいポジションに公募できたりする制度もあります。

 

このように、自分自身の所属している会社の仕事や制度を知ることは、自分自身のキャリアアップを実現する道を模索するのに、役に立ちます。

 

例えば、比較的安い単価の商材を扱う営業から、複合的なソリューションを提案する営業に転身したいと考えていたとします。

 

そう考えた背景として、顧客と長期的な関係を築き、貢献できることにやりがいを感じています。

 

社内にそのようなことが実現できる営業のポジションがあれば、その仕事をするために、様々な情報を収集し、行動を起こすこともできます。

 

キャリアアップのための転職

社内で実現できる可能性と比較したいのは、やはり他の会社や仕事となるでしょう。

 

短絡的に今勤めている企業を辞める、ということはおすすめしませんが、社内/社外ともに広く情報収集をしておき、今後についての可能性を模索することはおすすめします。

 

また、自分自身の「働く」のありたい姿、すなわちキャリアビジョンは、最終的に自分自身で決定することが重要ですが、描くにあたって、様々な情報を参考にしたり、専門家に相談

するのも有効です。

 

 

キャリアアップ 転職 実践

ここからは、転職という手段を通してキャリアアップを実現するための要諦を解説していきます。

準備

転職活動を行うにあたり、具体的な求人に応募する、面接するなどの活動に入る前に、しっかりと準備を行うことをおすすめします。

 

準備で行うことは下記の3点です。

 

  1. キャリアビジョンを描く
  2. 詳しい専門家に相談する
  3. 情報を収集する

 

  1. キャリアアンカーなどを参考にして、自分自身の「働く」のありたい姿(キャリアビジョン)を描きましょう。
  2. 専門家に相談し、キャリアビジョンそのもの、およびその実現方法について助言を得ましょう。専門家とは、転職エージェントのキャリアカウンセラーです。
  3. 転職の方向性が見えたら、転職サイトや転職エージェントに登録し、情報を収集します。仕事内容、条件、環境など、様々な角度から求人を探していきます。

 

面接での伝え方

応募以降、内定までの具体的な活動において、面接がポイントになります。面接で、キャリアビジョンをどのように伝えるのか、ポイントを説明します。

 

  • 「どのようにキャリアアップしたいのか」
  • 「今の会社では、なぜ目指しているキャリアビジョンは実現できないのか」

ということを具体的に伝える必要があります。

 

面接官に対して、転職理由が衝動的・感情的な理由として伝わることはNGです。言い換えれば、前述の準備をしっかり行うことが、上記の質問に、うまく答えるコツであると言えます。

 

また、転職エージェントから求人を紹介されている場合は、担当者に求人企業の情報や想定される質問などについて、事前に情報を得て準備しましょう。

 

まとめ

繰り返しになりますが、キャリアビジョンは最終的に、自分自身が決定します。キャリアビジョンに近づく選択が、キャリアアップと言えます。

 

転職でキャリアアップを実現するには、キャリアビジョンを明確に描き、専門家(転職エージェントのキャリアカウンセラー)の助言や指導を得て磨き上げていきます。

 

面接では、キャリアビジョンと今回の志望のつながりを伝えていくことが重要です。

 

まずは、ご自身のキャリアビジョンを描くにあたって、下記の質問に答えてみましょう。

 

  • 「どんな仕事が好きか」
  • 「どんな仕事にやりがいを感じるか」
  • 「どんな仕事が得意か」

 

まずは自分自身のキャリアアンカーを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

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