英語とスキルの掛け合わせでキャリアアップを目指す

ビジネスパーソンがキャリアアップするにあたり、英語力をもっていれば、可能性が広がりキャリアアップのチャンスを手にすることができるでしょう。

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の英語活用実態調査2019によると、TOEICを活用している企業・団体(回答社数:2,442社)が、今後のビジネスパーソンに必要なスキルとして「英語力」を重要視していることが分かりました。

これは、企業の事業展開の海外比率の上昇、あるいは外資系企業の日本市場への進出など、企業の活動がグローバル化していることを示しており、今後のキャリアアップをめざすにあたり、英語が重要であることが分かります。

既に一定の英語力をお持ちの方であれば、それをいかしてキャリアアップしていくことができるでしょう。

英語力をいかしたさらなるキャッチアップを実現するには、「英語力が求められる」企業や環境に身を置くことが重要です。

さらに「英語力」のみではなく、コミュニケーションスキルやビジネススキルをみがくことによって、英語力を最大限にいかしてさらなるキャリアアップが可能です。

本記事では、英語力をいかしてキャリアアップを考えている方へ、最大限チャンスをいかすための、基本的な留意点を解説します。

英語力をいかしてキャリアアップする道筋

転職でのキャリアアップを想定し、事業展開の状況と環境(どのような企業や仕事で英語力がプラスになるのか)によって、英語力をいかして、キャリアアップできる選択肢を考えていきたいと思います。

● 英語力をいかせる企業はどんな企業や環境だと良いのか
● 自分自身が描くキャリアにどの程度英語力が必要とされるのか

という内容について確認していきます。

英語をいかせるかどうかは、企業の事業展開と環境に依存する

転職を考える場合は、英語でのコミュニケーションを必要とされるところが、英語力をいかせる企業であることが望ましいと言えます。

では、英語でのコミュニケーションが必要というのは、どのような事業展開をしている企業でしょうか。

ひとつは、グローバルに事業展開している企業です。逆に言えば、日本国内で事業を完結している企業は、グローバルに事業展開している企業に比べて、英語力をいかす機会は少ないと言えるでしょう。

ではグローバルに事業展開している企業で、英語力がいかせる典型的なケースは下記です。

● 上司が英語を使うケース
● 顧客が英語を使うケース
● 各国法人とミーティングが頻繁に発生するケース

具体的には、外資系企業の日本法人は、上司が英語を使う場合、英語力を要求されます。また経営に近い上位マネジメントクラスは、本国とのやりとりがあるので、英語力を要求されます。

一方、外資系企業の日本法人は日本市場の開拓がミッションであるケースが多く、顧客が英語を使うケースは、少ないと言えるでしょう。

日本企業の大手企業は、グローバルに展開していることが多く、各国法人を設立しているケースも多く見られます。

この場合は、全世界の本部機能として日本が位置付けられますので、ポジションによって各国法人とのミーティングや出張というケースも考えられます。

また、そのようなグローバル展開をしている企業では現地で働く、というケースも考えられ、その場合も英語力を要求されます。

英語力をいかすには、事業展開や職場環境から、英語を必要とされる度合を考え、必要とされる企業を選択することが望ましいと言えます。

自分自身のキャリアプランに、どの程度の英語力が必要かリサーチする

自分自身が叶えたいキャリアプランに、英語力がどれくらい必要かは、情報収集すれば分かります。

自分自身の理想のあるべき姿(仕事内容、権限、役職、収入、企業規模や企業風土、働き方 など)から現状とのギャップを明らかにし、理想のあるべき姿に近づくための道筋を検討することがキャリアプランだとします。

英語をいかすキャリアプランから、英語力をいかせる仕事を社内/社外で探してみましょう。どれくらいの英語力が必要か分かります。

中途採用支援サービスを展開しているパーソルキャリアが運営しているdodaによれば、職種によってどれくらい英語力が必要か、目安が示されています。

このようなリサーチをすれば、目安とされる英語力が分かるため、早期に準備を行うことができます。

資格(TOEICなど)や必要なスキルについての考え方

社内異動や転職に、TOEICや英検等の資格は必ずしも必要ではありません。

一方で社内異動や中途採用では明確に基準を設定している企業もあります。そのような場合は、エントリーする権利として捉えることができます。自分自身の英語力の証明になります。

TOEICのスコアが高くても、コミュニケーションが通じるかどうかは、また別の話になります。

ビジネスでの英語力とは、英語を話せるだけではなく、コミュニケーションを通じて目的を達成する、ということまで含まれます。

そういう意味では、ただ単に英語を話せるだけでは目的は達成できません。根幹となるコミュニケーションスキル・能力が必要です。また、職務を遂行するという意味で、ビジネススキルも必要となってきます。

英語とともに、コミュニケーションスキルを向上させる

英語が話せても、コミュニケーションがとれない、というケースはコミュニケーション能力の問題です。

例えば、日本人同士のコミュニケーションも、同じ日本語で話しておきながら、お互いの理解が全く違う、ということもあります。

英語と日本語の大きな違いは、「コンテクスト=文脈」である、とよく言われます。

日本語は、ハイ・コンテクスト文化と言われ、言語ではっきり伝えなくても、相手に伝えたいことが伝わることがあります。例えば、「以心伝心」「忖度」「阿吽の呼吸」などです。

一方、英語はロー・コンテクスト文化と言われ、言語ではっきり伝えるコミュニケーションで、曖昧さを排除されています。

曖昧なコミュニケーションに慣れている日本人は、英語を話せても、コミュニケーションがうまくとれない可能性があります。

相手に「具体的にはっきりと伝える」、「自分が分からない点は再度確認をする」、ということをしないと、思わぬトラブルに発展します。何となく分かるだろう、は通用しないのです。

このような、本質的なコミュニケーションに気を配れることが、英語力をいかす観点でとても重要です。

ビジネススキルも重要

英語だけで仕事が成り立つことはありません。マーケティング、営業、経理、人事といった職種や役割をこなすことが、当然ながら重要です。

英語を話せても、ビジネスフレームワークが分からない、用語を理解していない、仕事の進め方が非効率的、といったことであれば、評価はされません。

英語力と合わせて、このようなビジネススキルを研鑽しておくことが重要です。

まとめ

英語力はビジネスパーソンにとって、キャリアアップの大きな武器になり得ます。英語力を最大限いかして、キャリアアップを実現するには下記に注意が必要です。

● 英語力をどれくらい必要とされるのか、事業展開から判断する
● 中長期的なキャリアプランの中で必要な英語力を身につける
● 英語力だけに頼らずに、コミュニケーションスキルとビジネススキルを身に着ける

日本企業もグローバル化している昨今、チャンスはたくさんあるはずです。チャンスをいかせるかは、英語力に加えて、業務でも成果を出せるスキルを合わせて持っておく必要があります。

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