海外赴任でキャリアアップを目指す | 海外での仕事への取り組み方と過ごし方

海外赴任でキャリアアップを目指す場合、ただ海外赴任経験さえあればキャリアアップできるというわけではないことに注意する必要があります。
海外赴任期間中にどのような仕事の仕方をしたか、またどのような過ごし方をしたかでキャリアアップへの効果が大きく違ってきます。

そこでこの記事では次のことを解説します。

  • 海外赴任でキャリアアップするための海外での仕事への取り組み方
  • 海外赴任でキャリアアップするための海外での過ごし方

海外赴任を予定している方は、この記事に記載したことを頭に入れておけばより効果的な海外赴任とすることができます。

海外赴任でキャリアアップするための海外での仕事への取り組み方


海外赴任してキャリアアップを図る場合、企業が海外赴任経験者に何を期待しているかをまず考慮すれば自ずと海外赴任時に気をつけるべきことが見えてきます。

企業が海外経験者に求める主なものは、

  • グローバルに通用するビジネススキル
  • 広い視野に立ち新たな事業を発想し積極的に実行する力
  • 臨機応変なマネジメント能力
  • 海外の人脈
  • 語学力
  • 海外文化の知識
  • 最後の2つは次の項で述べますが、まず上の4つに関して見てみましょう。

    日本人同士でなく現地企業等とのビジネス交流に努める

    海外赴任していても気がつけば日本人とばかり交流しているという状況になることがあります。
    この場合、思ったほど海外赴任の効果が上がりません。
    現地の独特の商慣習を体感したり、海外相手のタフな交渉を経験したりできないからです。

    海外赴任の大きなメリットの一つは、グローバル社会で通用するビジネススキルが身に付くことですが、実際にその効果を上げるためには現地や他国とのビジネス機会を多くする必要があります。
    語学力やディベート力も、日本人との交流が多すぎるとなかなか身に付きません。
    日本人と協力し合うのは大事ですが、日本にいてはできない経験を積むという目的を常に思い出しながら、仕事に取り組むべきです。

    裁量の大きさを利用して新規事業開拓やマネジメント業務を積極的に行う

    海外支店では、スタッフ数の規模がさほど大きくないことが多く、また比較的若い社員でも役職を与えられ責任を持たされることが多いです。

    筆者が上海でのビジネスを経験した際、日本の金融機関の上海支店勤務の社員と交流がありましたが、その事務所のスタッフは合計3人で、支店長は40歳そこそこの人でした。
    彼にはその地域に関する広範囲な業務が委任されており、経費のやりくりから現地企業との業務契約、スタッフのマネジメント、新たな事業の提案など一手に担っていました。

    その裁量権を活かしつつ新たな地域への営業展開をプランニングし、予算を取り、スタッフを明るくモティベートし、現地スタッフにも伸び伸び仕事をさせるなど、活き活きと取り組んでいました。

    その人の場合、日本に帰って転職したわけではないですが、その後も社内でいろいろな仕事にオールラウンドに取り組み、役職昇進のステップを人より早く上がっていきました。

    権限が与えられるのは、それに合わせて成長するチャンスですのでこれをフルに活かすべきです。
    人から指示されないと動かない社員は、これからの時代はますます会社からみて価値が低くなります。自ら考え、スタッフをまとめながら行動する力が海外赴任によって大いに伸びる可能性があります。

    ビジネス人脈を構築する

    海外赴任の際に意識して取り組むべきことの3つ目は、海外人脈をできるだけ幅広く強固に構築することです。
    海外赴任終了後、日本に帰国し転職などをする場合、国内経験しかない人と決定的に差をつけられるのはこの海外人脈です。

    ビジネスも人間対人間の営みです。フェイストゥーフェイスでつながった人脈は、ビジネス上大事な場面で大きな力を発揮することがあります。
    例えばある分野の企業を探して取引をしたいとき、候補企業の人を実際に知っていると、相手が信用できる人かどうかといった点まで判断しやすいため、企業からみると人脈の広い社員は貴重です。
    ですので海外にいるときは帰国後のキャリアアップをイメージしつつ、それに有効な人脈を幅広く強固に構築する努力をすべきです。

    海外赴任でキャリアアップするための海外での過ごし方

    語学を磨く

    海外にいるから語学力は身に付くと思い込んであまりインプットをしない人が多いですが、日常で喋る会話の量は思ったほど多くはなく、聞き取れなかったりしてもそのままにしがちです。
    日本人とばかり交流しているとなおさら語学は上達しません。

    海外赴任期間に語学力を伸ばすには次のことが必要です。

  • 現地の人と積極的に話をする
  • 聞き取れない言葉や知らない表現をメモって確かめる
  • 単語や熟語、表現を別途インプットする
  • この意識があって実行する人は語学力が伸びます。
    アウトプットができる恵まれた環境だからこそ、そのアウトプットに使う表現や単語のインプットをしましょう。
    ちょっとした隙間時間にどこにいてもスマホで英語表現や単語・熟語、文法のインプットしたい、さらにTOEICスコアも上げたいという人には、リクルート社の定番のスマホアプリであるスタディサプリTOEICをおすすめします。ディクテーションのトレーニングも本を広げることなくでき、手軽に学習時間が積み上がっていきます。

    日本に帰国後、会社が海外赴任経験者にまず期待するのは語学力です。
    その期待にしっかり応えられるよう地道な努力をすべきです。

    海外の歴史・文化を吸収する

    せっかく海外に住むのですから、現地の歴史や文化を堪能し見聞を広めることをおすすめします。
    一見キャリアアップとあまり関係がなさそうに見えますが実は大きな効果を発揮することがあります。

    特にアジアで大きな力を持っている華僑系との人脈形成においては、中国の古典や歴史の知識などがビジネス取引の入り口のトークとして有効な場合があります。ハイレベルの人との交渉においては特にそうです。
    シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムなど、アジア諸国の歴史や文化はあまりメディアで勉強する機会がないですので、現地で体感しながら吸収しておくと、ビジネストークの引き出しが増え、相手との距離を縮めるのに役立ちます。 

    またワークライフバランスも重視して、その後のキャリアアップに向けたエネルギーを充電するという考え方も大事です。
    人生の中で幾度もない機会ですので、五感を働かせ、心も解放しできるだけ楽しむようにしましょう。

    日本と環境や食事などが違いますので、常に張りつめていては精神的に辛くなることもあるでしょう。時にはリラックスして海外生活を謳歌しておくと、後々壁にぶつかった際などにそれを乗り越える力になったりします。

    キャリアアップを果たした人たちは、仕事や生活、趣味を楽しむアクティブな人たちが多いです。逆に言うと、いろいろなことをアクティブに楽しむ力をつけることはキャリアアップにも有効でしょう。目の前のことに集中するトレーニングにもなりますので、仕事のクオリティアップにもつながります。

    まとめ

    いかがでしたか。
    海外赴任がキャリアアップにつながるようにするためには、主に次のことが必要となります。

    [仕事面]

  • 日本人同士でなく現地企業等とのビジネス交流に努める
  • 裁量の大きさを利用して新規事業開拓やマネジメント業務を積極的に行う
  • ビジネス人脈を構築する
  • [生活面]

  • 語学を磨く
  • 海外の歴史・文化を吸収する
  • これらのことを踏まえ、キャリアアップへの効果の高い海外赴任となるよう積極的に取り組んでいきましょう。

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