海外就職 ⇒ 日本でキャリアアップの方法とは

海外就職して人と違う経験を積んでキャリアアップしていきたいと考える人は増えています。
アジア諸国の台頭もあり特にマレーシア、フィリピン、タイなどへの語学留学、インターンシップ、海外就職が人気です。

自分も海外就職したいけど、そのあとどうやってキャリアアップにつなげていけばいいのかわからないという人も多いと思います。

そこでこの記事では、次のことを解説します。

海外就職を経て日本でキャリアアップする方法(パターン整理)
キャリアアップのために取るべき行動4つ

単に海外就職すれば道が開かれるというわけではなく具体的な学びや行動が合わさってはじめてキャリアアップが実現します。
記事の最後の方には留意点なども記載しますので参考にしていただければと思います。

海外就職を経て日本でキャリアアップする方法


海外就職をして、その経歴を生かしながら日本でキャリアアップを図っていく場合、大きく次のようなパターンがあります。

海外で転職してさらに経験を積んでから日本に帰国する

海外では日本と異なり終身雇用が前提となっておらず、社員が転職するのは当たり前のことです。

社内で実績を作り、それを評価してくれるより待遇の良い企業に移ったり、意に沿わない処遇であると思うや否や別の会社に移ったりと、日本よりも労働者の流動性が大きいです。

こうした海外のビジネス環境に身を置くのですから、どうせなら転職まで経験するのも有効な選択肢です。
こうした経験をしておくと、日本に帰国し転職してキャリアアップを図っていく際に、転職先の選定、条件提示の仕方などのノウハウが活かせます。

転職も含めて海外経験だという意識で、できるだけ幅広く経験することが、その後の大きな財産になります。異なる業務への転職であれば複数のスキルの形成にもつながります。

もちろん最初の就職先が気に入り、勉強にもなるような場合は、その会社でより深く経験を積むことも
十分価値がありますのでケースバイケースで判断すれば良いでしょう。

すぐに日本に帰国し転職する

海外就職を一社でも経験していると、日本でのキャリアアップのアドバンテージになることが多いです。履歴書で目を引きますし、自分で考え行動する人なのではないかと採用担当者が考えることも多いでしょう。

日本でも会社員は一昔前のように企業が敷いたレールの上で仕事を卒なくこなすだけでは通用しなくなっています。自らの情報収集力、企画力で新たな事業を企画提案するといったことがより求められる時代です。
人と違う積極的な行動、なおかつ海外に目を向けるというマインドは貴重で、高く評価される可能性があります。

もちろん海外就職したというだけで評価されるものではなく、経験の中身が重要ですが、履歴書だけで落とされる求職者が多い中、チャンスがより多く与えられること自体大きなメリットです。

では、日本でどのような企業に転職できるのでしょうか。

これについては一般論で述べても意味がありません。
外資系企業や海外拠点を持つ企業、海外販路を持つ企業、シンクタンク、マーケティング、広告など、海外経験が直接役に立つ企業はもちろんのこと、現在ではほとんどの業種で海外と無関係でいられない状況ですので、ほぼ全ての業種で海外経験は役に立ちます。

海外就職経験をどのように活かすかを、自分の好みや得意分野を基に考え、戦術を練って日本企業への転職活動をしていくのが大事です。

海外就職の経験が有効に働く求人は数多くあり、実際の求人を見て具体に考え行動する必要があります。
転職は一生を左右する重要なことですが、一方で正確な情報をつかむことや正しい判断をすることが難しいですので、転職エージェントに登録してプロのアドバイザーの意見を聞くことから始めるのが効果的です。

キャリアアップのために取るべき行動4つ


海外就職をする場合、その後のキャリアアップに向けて取り組むべき行動は主に次のとおりです。

  • 語学力を向上させる
  • 現地で人脈を作る
  • 生きた海外情報を収集・蓄積する
  • 戦えるスキルを身につける

順に解説します。

語学力を向上させる

人材を採用する側が海外経験者にまず求めるのは何といっても語学力でしょう。
日本では実践で使える英語力を持った人がまだ不足していることから、TOEIC 〇〇点、英検〇級といった資格と並んで、海外在住歴や海外勤務歴自体が英語力のある程度の評価の基礎として捉えられることが多いです。

確かに日本にいても読み書きやリスニングはある程度トレーニングできますが、スピーキング、特にビジネスレベルの会話・ディベート力はなかなか鍛えられず、海外勤務によって得られるものは大きいです。国内にずっといる人と差をつけられる部分です。

ただ注意すべきことがあります。
それは、海外の会社に勤務していても自宅と会社の往復だけで、しかも社内であまりコミュニケーションを取らないような状態であれば、思ったほど語学力は身に付きません。

ですので仕事中以外に自分で語学を学ぶ努力をする必要があります。努力する人にとっては最高の環境が整っているに過ぎないということを肝に銘ずべきでしょう。

語学は本来学問の対象というよりコミュニケーションのツールです。海外にいても基礎的かつ実践的な構文や単語・イディオムを自宅などでインプットしながら、仕事や生活の中で周りに進んで話しかけるなどしてアウトプットし続けることが、その後のキャリアアップに役立つ語学力となって身を結びます。

基礎的英語力の強化を図る場合、スマホアプリ一本でスキマ時間に少しずつ学べるリクルート社のスタディサプリENGLISHは教材として特におすすめです。

現地で人脈を作る

日本だけにいては不可能なのがこの「人脈を作り広げていく」ということです。
これができれば、他の人と圧倒的に差をつけられます。

アジア諸国は特に中華系の経済ネットワークが経済活動に重要な役割を担っており、こうした人々とのネットワーク構築や、独特の商習慣の吸収、パートナーとなり得る企業の情報収集などができれば、日本に帰った後オンリーワンの人材になり得ます。

例えば、日本の食品製造会社に転職した場合、アジアの現地パートナー企業を見つけ、卸売の契約をし、商品を置く販売店を開拓、マネジメントする業務を取り仕切ってもらうことなどが考えられます。

この際、現地の企業や商慣習を実際に知っていると圧倒的なアドバンテージになります。
信頼のおけるパートナーを選ぶことは事業の成功の決定的な要素であり、フェイストゥーフェイスでコミュニケーションを取って相手がどういう人か知っている場合は会社から重宝されます。

このように、海外にいるときできるだけ人脈を広げておいて、直接知り得る人は限られていても、人づてにいろんな人を紹介してもらえるようなネットワークを構築しておくと後々の財産となります。

生きた海外情報を収集・蓄積する

例えば近年マレーシアがインターンシップや海外就職先として人気急上昇していますが、それには次のような背景があります。

マレーシアは、中華系、イスラム系、インド系、マレー系など多民族が共存しており、宗教についても、イスラム教、キリスト教、仏教など多様です。
その割には民族同士の争いは少なく、多様な人々が存在することが当たり前のこととして受け入れられています。グローバル時代の一つの縮図として、この国での経験はその後のキャリア形成に有効に作用するでしょう。
多様な文化やニーズを踏まえ、お互い配慮しながらビジネスする経験というのは、米国、ヨーロッパ、その他世界各国とのビジネスをする上で貴重な経験値となります。

戦えるスキルを身につける

日本にいては体感できない多文化地域でのビジネスノウハウは海外就職で得られる貴重なスキルです。これは当地での実践でしか身につかないものです。
海外にいるときにできるだけ幅広く深くこれを経験するとその後のキャリアにおいて戦えるスキルとなります。

またこうした海外のビジネス環境・文化の下で社内の多様な人々とチームを組み協力し合い、あるいは議論を闘わせながら仕事をした経験は貴重です。
日本人同士であっても多様な考え方の人がいて、それをまとめて業務を進めていく場合に、もっと多様な人々がいる海外で経験を積んだことは言わば高負荷トレーニングのように効果を発揮します。

〇〇の国の人は、ドライに直接的に指示した方が仕事が正確に進むとか、〇〇の地域の人は感情的なつながりを重んじるといったそれぞれの傾向を踏まえた対応を経験していると日本でも応用できるでしょう。

ですので海外にいるときには、このマネジメントやコーディネートのスキルを高めるという明確な意識を持つことが大事です。

まとめ

海外就職して、その後日本でキャリアップを図っていく場合に重要なことは次のとおりです。
日本でのキャリアアップまでのプロセスを十分考える
海外にいるとき、キャリアアップに向けたスキルアップや人脈づくりなどの具体的な行動を取る

さっそく今日からでも情報収集などの行動を進めてはいかがでしょうか。

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