キャリアアップとは??市場価値を高めるキャリアアップの方法やメリットをご紹介

キャリアアップという言葉は多種多様な解釈があります。

単に転職することをキャリアアップと言う場合もありますし、現在勤めている会社で昇格・昇進・昇給することもキャリアアップと言う場合もあります。

辞書的な意味で一番シンプルな捉え方は、「経歴を高める」という意味合いになると思います。

本記事においては上記のような従来の意味合いに加えて、「市場価値を高める」というニュアンスを持たせたいと思います。

自分自身が「働く」にあたってありたい姿を志向するに加えて、市場価値を高めるキャリアアップの方法やメリットについて解説していきます。

市場価値を高めるキャリアアップとは

市場価値を分かりやすくお伝えすると、転職市場価値と言えます。

企業の採用ニーズ、すなわちこういうスキルやこういう経験を持っている人がほしい、というものに合っている人ほど、転職市場での価値が高いということになります。

自分自身のキャリアプランに上記の観点を加えることで、本来ありたい姿に近づくことになります。

自分自身が働くにあたって大切にする価値観やありたい姿が、キャリアアップを考えるにあたり、とても重要なことだと言われています。

一方、上記の観点だけではキャリアアップが成就しない可能性も考えられます。

なぜなら、自分自身の価値観やありたい姿だけに忠実であっても、その内容が市場価値を無視したものであれば、転職をしようにも、受け入れられない可能性があるからです。

これは転職だけに限らず、現所属企業でのキャリアアップ、あるいは独立するという観点でも同じことが言えます。

市場価値をはかる方法

市場価値といっても、企業が求める人材はそれぞれ違います。

そのため自分自身のありたい姿に近づけるような職種、あるいは企業という軸で、自分自身の経験やスキルが通用するのか、という検討やリサーチが必要になります。

具体的には、職種軸で自分自身のありたい姿を描いているのであれば、その職種で仕事をするにあたり、どのようなスキルが必要か、リサーチするのです。

例えば、将来的に経営企画のような事業を動かすポジションで仕事をしたい、と考えているとするならば、転職サイトなどで具体的な応募要件、必要なスキルを求人情報から読み解きましょう。

中期経営計画の立案業務、各事業との進捗状況の確認と対策が主要な業務内容であるならば、経営戦略の立案、予算策定などの数値化といったスキルが必要になるはずです。

どのような知識やスキルを学ぶ必要があるのか、明らかになるでしょう。

市場価値を高めるためのスキルアップ

キャリアアップと混同されやすいスキルアップという言葉も、上記の説明で違いが明らかになるでしょう。

スキルアップはキャリアアップするための手段であって、スキルアップの後にキャリアアップになるという考え方です。

言い換えれば、スキルアップが目的ではなく、市場価値を高めるキャリアアップが目的であって、手段がスキルアップです。

スキルアップも、資格など分かりやすいものもありますが、ビジネススキルという観点も重要です。仕事の内容が多少変わっても、ポータブルに活用できるビジネススキルは、市場価値を高めるのに役に立ちます。

市場価値を高めるキャリアアップの具体例

では、架空の事例で、市場価値を高めるキャリアアップのイメージを具体化していきましょう。

ある大手人材サービス企業で、人材派遣サービスの担当をしているAさんがいます。

派遣社員を派遣するための派遣先の開拓、および稼動している派遣社員のフォローが主たる業務内容です。

大学を卒業し、新卒で入社後、一貫して、大手企業を中心に、派遣社員の方々が安心して働ける環境のよい派遣先を新規開拓してきました。

入社7年目を迎え、リーダー職として後輩の指導も行っており、次期管理職候補と自他ともに認める存在です。

一方で、自分自身のキャリアを見直すタイミングかも、と漠然と考えており、ちょうどよいタイミングで、社内でキャリア開発研修というものを受講しました。

理想像を描く

研修では色んなアンケートに答えたり、自分の内面を掘り下げ、キャリアの価値観を文章化しました。

また、価値観を大事にしながら、どんな仕事や働き方を行うことをめざすのか、考えました。

結果、Aさんのめざすキャリアの理想像は、顧客企業の「人や組織の様々な問題解決」を支援すること、となりました。

市場価値を高めることを意識したキャリアプランを描く

今までの経験で、強みになるところは新規開拓営業だと思っています。キャリアの理想像に照らし合わせると、人や組織の問題解決ということでは圧倒的に知識も経験も足らない、ということになりました。

そこで、まずは自分自身の営業力をいかして、人や組織の問題解決をサービスとして行っているような企業の、営業担当者には挑戦できるかもしれない、と思いました。

加えて、営業としての活動の違いや求められる内容、および人事組織分野のコンサルタントに必要な経験や能力を調べました。

営業としての違いは、人材派遣の需要の有無をお伺いをたてるような営業ではなく、顧客の問題について仮説を立て、解決策について納得してもらうための、論理的な営業が求められていることが分かりました。

将来的にコンサルタントになりたいと思うのですが、その場合はドキュメンテーション能力も必要です。また統計解析業務などもあるようです。このあたりは全く不慣れのため、かなりのギャップであることが分かりました。

まずは、人や組織の問題解決をサービスとして行っているような企業の営業職に就く、という方向性はいいのですが、今のままでは、求められる営業活動に大きな違いがありました。

一方、志向している「人や組織の問題解決」という仕事によって身につく経験は、今よりも確実に市場価値を高めるように思いました。

最初の一歩

Aさんはもうすぐ30歳。転職市場において、若手とは言われない年齢になってきました。

そのため、転職という手段を検討しているものの、できるだけ早く、求められる営業活動のイメージをつけたうえで、応募していきたいと思いました。

求められる営業活動のイメージをつけるために、人材派遣のクライアント企業で、そのような人や組織の問題解決を支援している企業がないかと探したところ、1社だけ見つかりました。

Aさん自身が担当しているわけではありませんが、その担当者に頼んで、当該クライアントの仕事内容、特に営業担当者の仕事内容をインタビューさせてもらえないかと頼んだところ、了承が得られたので、営業部門の責任者にインタビューする機会を得られました。

まとめ

Aさんがその後、どうなったかは、本記事を読んでいただいている方のご想像にお任せします。

今回は、「市場価値を高める」という要素を盛り込んだ、キャリアアップの考え方を解説してきましたが、ポイントは下記になります。

● 自分自身のありたい姿を職種軸で考え、必要とされるスキルを理解する
● スキルアップが不可欠。必要とされるスキルを身に着ける

キャリアアップは、市場価値と照らし合わせて考えてみることが重要です。

また市場価値とは職種や資格といった、目に見える表面的な内容だけではなく、仕事の進め方や問題解決能力といったビジネススキル、という側面もあります。

自分自身のスキルを棚卸したうえで、市場価値を高めるスキルとは何か、といった視点でスキル開発を検討いただくと良いでしょう。

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